HSP(Highly Sensitive Person)について
HSPの特徴等をまとめておきます
・初めに
・HSPとは障害や病気ではなく
生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味です
(人一倍、繊細な気質をもって生まれた人という意味)
・常に頭や五感がフル回転で、情報過多になりやすいことから、疲れやすく、時には生きづらさを感じることがあります
・感受性が高く、環境刺激に敏感に反応する人々を指します
・情報処理が深く、感情や環境変化に強く影響を受ける特性があります
・共感力が高く、細部に気づき、洞察力が鋭い
刺激による過負荷を感じやすく、適切なストレス管理と自己ケアが必要
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』みたいです
・特徴
①深く情報を処理する
場や人の空気を深く読み取る能力に長けていますが、情報を読み取りすぎるために必要以上に疲れてしまう原因にもなります
②過剰な刺激を受けやすい
HSPの人は外部からの刺激に敏感なため、人混みや物音・光、食べ物の味やにおい、身につけるもの、気候の変化、人が発するエネルギー等、五感で受ける刺激に対して過度に反応する傾向があります
さらに、相手の感情や周りの雰囲気、気候の変化や電波(電磁波)、目に見えないエネルギー(人が発するものも含む)に対しても敏感に反応しやすいとされています
③共感しやすい
親や自分の周りの人の感情を読み取り、自分を合わせることが多いのも特徴の一つです
また小説やドラマなどで、作品に強く感情移入することもあります
④心の境界線が薄い・もろい
心の境界線とは、自分のテリトリーもしくは自分が自分であるためのバリアのようなものです
HSPの人はこの心の境界線が薄くてもろいため、容易に相手からの影響を受けてしまいます
その性質は、人の気持ちを敏感に感じ取り、深く共感する一方、相手に対して過剰に同調したり、相手の気分や考えに引きずられるなど、本音がわからずに自分を見失ってしまいことがあります
⑤疲れやすい
HSPの人は刺激に敏感であるがゆえ、疲れやすいという特徴を持っています。いつも周りに気を遣っているため、楽しいことであっても疲れてしまう傾向があります
疲れやすいのは「何かをしている」時に限りません。HSPの人は普段から無意識に周りの刺激をアンテナのように拾い集めているため、人混みにいる時や、周りの人のネガティブな感情に巻き込まれている時にも大きく消耗してしまいます
⑥自己否定が強い
HSPの人はその繊細さから、対人関係において余り相手を責めることをしません。良心的で優しく、相手のことを優先する傾向があります
その半面、相手のことを気にするあまりに些細なことでも「自分が悪いのではないか」と自分を責め悪い方向に考えてしまう傾向もあります
ネガティブ思考で自分に自信がないため、周りからの怒りの標的にされることも多く、自分の本音を隠してしまうことから人との関わりが苦手という特徴があります
つまり、HSPとは人よりも感度の高いアンテナを常に張っている状態なのです
そしてこの感度のいいアンテナは、小さな仕草や言動で相手の気持ちを汲み取ることができたり、色々なものに深く感動できたりしますが、反面様々なことを敏感に感じ取り過ぎてストレスの要因になるのです
日本人は国民性から、HSPの割合が海外の人より比較的高いと言われています
その他…
・人より繊細で疲れやすい気質を持ち、常にストレスにさらされているので多くの休息や睡眠を必要
・HSPの大人はこの心の境界線が薄くてもろいため、容易に相手からの影響を受ける
・ その性質は、人の気持ちを敏感に感じ取り、深く共感する一方、相手に対して過剰に同調したり、相手の気分や考えに引きずられるなど、自分の本音がわからなくなり自分を見失ってしまいことがある
・HSP気質の人はマウントを取られやすい
「他人より優位に立って安心を得たい」とひそかに考えている人から見れば、HSP気質を持つ人は絶好のターゲットになってしまう
HSPの特徴「あるある」
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物理的刺激に敏感
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人間関係で傷つきやすい
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細かいところまで考える
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ペースを乱されるのが苦手
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完璧主義で責任感が強い
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自己肯定感が低い
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気が弱く振り回されやすい
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他人の感情に影響されやすい
・HSPの長所
・ひとの言動から相手の気持ちを察する能力や共感力が高く、気配りや思いやりをもった行動ができる人が多くみられる
・また、感受性や想像力が豊かで、クリエイティブなことに対して深い理解をしめす傾向もある
・共感力が高く、人の痛みがわかる
HSPの能力
例えば、日常生活でプラスに働くHSPの能力としては、以下のようなものが挙げられます
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音やにおいの違いを察知できる
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多くの要素をかけ合わせて慎重に考えられる
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責任力がある
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想像力・創造力が豊かで発想が柔軟
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広い視野で情報を吸収しやすいので気配り上手
特にHSPの人は、周囲の人が気付かないようなわずかな差を感じ取れるので、人に気遣いをするのが得意です
長所である豊かな感性については仕事では取引先や同僚への気遣い、趣味では文章や絵、音楽などに生かせます
確かにHSPは繊細で生きにくい人という一面もありますが、才能をうまく活用して自分に合った生活を送ることもできるのです
HSPの長所
長所や強みを把握して、できないことをなくすのではなく「できることを生かす」ことを意識しましょう
HSPは行動と感情が結び付きやすいので、できないことで自分を責めたり自己肯定感を下げたりしないようにしてください
・共感力が高い
1つ目のHSPの長所は、共感能力が高いこと。
HSPは他人の表情の変化に敏感なため、相手がイライラしていたり怒っていたりすると自分にも影響します
例えば、他人が怒られていたり泣いていたりすると、その負の感情がHSPにも重くのしかかります
しかし、この共感能力の高さは、困っている人を助けることができる長所です
HSPは誰にも話せない悩みを抱えている人や集団になじめない人へ、無意識的に手を差し伸べられます
また赤ちゃんや動物、ときには植物などにも共感できるので、その能力の高さはHSPならではの長所といえるでしょう
・先読みした準備ができること
HSPはいわゆる「空気を読む」のが得意なため、その場ごとに臨機応変な対応をします
例えば、ペンが必要になりそうな場面を予測して先に渡しておいたり、食事の場面で取り分け皿をタイミングよく渡したりできます
先読みした準備は特に集団で行動する際に必要なスキルであり、実際にはできない社会人もたくさんいるでしょう
会社で働くことにストレスを感じやすいといわれるHSPですが、空気を読んだ対応のおかげで周囲の役にたつ場面も多くあるはずです
・危機管理能力が高い
3つ目のHSPの長所には、危機管理能力の高さが挙げられます
HSPは物事を丁寧に処理する特徴があるため、危機管理能力が人一倍高いのです
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緊急事態に対応はできるけど疲れやすい
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丁寧に処理するので遅くなる
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他人の気持ちの変化に敏感
上記のような特徴を持つHSPだからこそ、危機管理能力が高く、直感的に危ないものを避けられます
なお本人は自覚がなく、あっても「直感が当たる」くらいにしか思っていないのも特徴です
・些細な変化をキャッチできる
4つ目のHSPの長所は、些細な変化をキャッチできること
刺激を受けやすいHSPは、音やにおいなど五感が敏感です
歩く音のリズムで誰が近くにいるかわかったり、火やガスのにおいにも早く気付けたりします
音やにおいだけでなく、環境や感情の変化にも敏感なため、些細な変化をキャッチしてさりげなく周囲をサポートするなどの対応ができる場面も多くあります。些細な変化をキャッチするというのは生まれつきの才能なので、トレーニングを積んでも習得は難しいスキルといえるでしょう
変化に気付いて行動を起こせる人は、仕事上でも好かれるタイプです
・クリエイティブな感性が豊か
5つ目のHSPの長所は、クリエイティブな感性が豊かだということ
普段から刺激を受け続けて生きているHSPは、少なからず生きづらさを感じている人が多くいます
つまり「もっとここが違うとよいのに」という視点で普段から物事を見ているので、新しい商品やサービスの開発などクリエイティブな仕事に向いています
感性が豊かなHSPは、人よりも多くの色や音を認識できるので、アーティスティックなクリエイターも適した職業です
・HSPの人が抱えやすい悩み
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周りの人に「敏感」「内気」と言われることが多い
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生活の急な変化に弱く、動揺してしまう
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たくさんのタスクをこなさなければならなくなると混乱してしまう
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大きな音や強い光が苦手
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些細なことでも、深く考えすぎてしまう
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芸術に触れると大きく心を動かされる
・苦手になりやすい仕事
・競争意識の強い仕事や強いプレッシャーのかかる仕事はストレスに感じてしまう
・大勢の前でパフォーマンスしたり、プレゼンテーションしたりする機会が多い仕事でも、緊張して本来の力を発揮できないことがある
・HSPが働きやすい職場
・HSPは物事を深く考え、細かな部分に気がついたり慎重に仕事を進められたりする性質をもっているため、正確さや緻密さが求められる仕事には適任
・数字の正確性が求められる経理や、正確なコーディングが求められるプログラマー、緻密なデータ分析を必要とするマーケティング業務などが向いている
・HSPが苦手なもの
人が多いところが苦手
特に、大きな駅や商業施設など、人が多いところがとても苦手
そういった場所では、騒音やきついにおい、明るすぎる照明など刺激が強いものに接することが多く、ぐったりと疲れてしまったり、気分が悪くなったりしやすい
・外部からの刺激を過剰に受けやすく、敏感になるため疲れやすいといった特徴がある
・外部からの刺激として、たとえば、人混みや物音、光、食べ物の味やにおい、人が発するエネルギーなどがある
・五感で受けとれる刺激、すべてにおいて過剰に反応していまいます。 特に、環境の変化には敏感
HSPが得意なこと
・ひとの言動から相手の気持ちを察する能力や共感力が高く、気配りや思いやりをもった行動ができる人が多くみられる
・ また、感受性や想像力が豊かで、クリエイティブなことに対して深い理解をしめす傾向もある
・ 共感力が高く、人の痛みがわかる
・HSPの人が言われて嬉しい言葉
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HSPの方が言われて嬉しい言葉には、「頼りにする言葉」「感謝する言葉」「共感や気遣いの言葉」「感性や仕事ぶりを褒める言葉」「意外性を褒める言葉」など
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嬉しい言葉は「落ち込んでいる時」「とびきり嬉しい時」などの感情が大きく動いている時に聞くと、より強く心に響く
HSPに向いている仕事
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人の心や体の悩みを癒す仕事
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植物や動物に触れる仕事
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正確さが求められるITエンジニア
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静かな環境で仕事ができるWEB系職種
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感性を活かせるクリエイティブ系
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人との関わりが少ない仕事
HSPと相性の良い人
・感情が安定している人や適度な距離感を保ってくれる人と相性がいい
・恋愛面においては、心穏やかな人や自分の意見を押しつけない人と相性がいい傾向がある
HSPの人に向いていない仕事の特徴
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他人との関わり合いが多い仕事
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イレギュラーな案件が発生しやすい仕事
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残業時間が長く休日も取りにくい仕事
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ノルマが厳しい仕事
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上下関係や社風が厳しい仕事
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スピード重視な仕事
HSPがやってはいけないこと
HSPは次の5つのことを避けること
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成果主義にとらわれる
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自分のせいだと思い込む
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自分の本音を放置する
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アウトプットせずどんどんインプット する
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いつでも他人を優先する
HSPの人へ言ってはいけない言葉
・「神経質すぎる」と責め立てたり、「普通は〜〜で言うほどじゃないよ」などと、感受性の強さを否定するような表現
・HSPの人は他人を優先してしまいがちなため、本人の気持ちは後回しとなり、ストレスを溜め込みやすい傾向がある
・その他
感情や刺激への感じ方を否定する
「やる気がない」と責める
「早くして」と急かす
「話がある」などの前置きで不安を与える
「もっと成長しないとね」などと見下す
「○○するべき」とアドバイスを押し付ける
HSPの限界サイン
・過度の疲労感、集中力の低下、イライラや不安感の増加がある
・日常の小さな刺激にも過敏に反応し、心身のバランスが崩れることがある
・ これらのサインは、適切な休息やストレス管理が必要であり、自己ケアの重要性を示している
HSPが楽になる方法
・自然を楽しむ
・クリエイティブでいる
・哲学的な考えを巡らす時間をもつ
・体に良いことをして、体の感覚を満たす (走る、踊る、マッサージにいく、お風呂や足湯に浸かるなど)
・知覚を喜ばせることをする (良い香りの花を買う、おいしいものを食べる、見ると嬉しくなるものを近くに置く、好きな音楽を聴く)
HSPが快適に過ごすには
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一人の時間を大切にする
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周りの人に上手に頼る
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苦手な人・苦手なことと距離をとる
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HSPであることを周りに伝える
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不安なことを書き出して意識の外に出す
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1つずつ問題に取り組む
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睡眠をしっかりとって休む
※色々書きましたが自分の場合ある程度、経験からの慣れで克服できたことや自分なりに工夫していることもあります
またHSPには内向型と外向型等もあるので興味のある方はよかったら調べてみてください